中坊進二はスティックタイプのコーヒーを飲む

中坊進二は魔法瓶にコーヒーを入れて会社に持って行っています。
これが最も安上がりで、1杯あたり26円になります。
中坊進二のオフィスにはドリップコーヒーの自動販売機があり、
そちらの方が香りが良くて眠気覚ましに最高なのですが、
1杯100円と高いので、あまり簡単には手を出したくありません。
正直なところ、コーヒーには眠気覚まし以外の効能は求めていません。
苦い方が、頭がスッキリします。
刺激がないと、どうしても頭がボンヤリしてしまうのです。

インスタントのコーヒーもバカには出来ません。
安いものなら1杯17円のコーヒーもあります。
お湯代や魔法瓶洗浄代は計上していませんが、
自動販売機のコーヒーよりも遥かに安く飲めると、
中坊進二の中で評判になっています。

お湯を入れる際ですが、中坊進二はいつも勘でやっています。
魔法瓶にどれくらい入っているかは、一々中を覗かないと分かりません。
計量カップなんて優雅なものは使わず、いつも適当な量を入れています。
スティック一本あたり、魔法瓶半分くらいの量が目安です。
それでも味に特別変化はありません。
いつもより20%くらい薄いのかもしれませんが、
その程度の違いに気付けるほど、中坊進二の舌は肥えていません。

とりあえず、コーヒーに求めている性能は苦さです。
薄すぎても駄目ですが、余程大量にお湯を入れない限りは、
濃度が半分になることはありません。
むしろ間違えてそんなにお湯を入れたら、
2本目のスティックを入れます。
そしていつも目分量でやっているので、
スプーンで掬うタイプのインスタントコーヒーは飲みません。
コーヒー豆の量まで目分量にしたら、
確実に薄くなったり、過度に濃くなったりする自信があります。
ミリ単位で正確に計量できる料理人たちには、素直に感心しています。

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